追加請求裁判に勝つ家づくり
引き渡しのときに思いがけない追加請求があり、それを認めなかったある日、裁判所の呼出状が来てから裁判が始まります。
意外に早く裁判が始まりますが、その後は地獄です。
あなたもハウスメーカーも裁判は望みませんが、不幸にして裁判になることがあります。
ハウスメーカーは、いつでも裁判に勝てるような設計、見積り、工事をしています。
それゆえ、あなたも裁判になったとき、それに対抗できる家づくりをすることです。
市販の契約書と、ハウスメーカーの契約書があります。
契約書には約款があり、裁判になったときの細かい取り決めが書いてあり、それに沿った判決になるので、契約ではその部分が重要です。
市販の契約書の約款は、弱者のあなたを保護するようになっています。
ハウスメーカーの契約書の約款は、自社が有利になるよう自社で作成しているため、それで裁判になれば負けますね。
市販の契約書で契約できないなら、そのハウスメーカーと契約しないことです。
ハウスメーカーとの裁判で、建主さんに協力したことがありました。
●●ハウスの契約書には建設地が弘前市内なのに、支店がある仙台の裁判所を指定していました。
契約前から、そのように印刷してあったのです。
裁判のたびに弁護士さんと仙台まで行くのは、経済的にも、時間的にも大きな負担です。
協力して裁判資料を提出したら、ハウスメーカーは取り下げましたが、プロがついたので裁判を続けてもメリットがないと思ったのでしょう。
あなたに心当たりがない追加請求でも、ハウスメーカーは正当な追加請求をしています。
あなたが家づくりに不慣れなことに起因するので、やむを得ません。
裁判に勝つ確信があるから追加請求し、裁判にするのであり、そうでなければ追加請求しないでしょう。
地裁、高裁で5年経過して勝った裁判もありました。
居住しながらでしたが、そうでなかったらどうなっていたでしょうか。
裁判に勝つことより、裁判にならないよう気をつけましょう。
裁判にしない家づくりの第一歩は市販の契約書で契約することですが、それだけでも難しそうですね。
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