ゼロエネ住宅はトクしない

あなたはZEH (ネット・ゼロ・エネルギーハウス)にしたいですか。

ZEHなら補助金が350万円もらえて、毎月の電気料がタダになる。

省エネ＋創エネ+蓄エネ+HEMS＝1年間の消費エネルギー0以下。

(太陽光発電、高断熱仕様、LED照明、HEMS、蓄電池などを設置)

良いことばかりですが、ZEHの家を建てますか。



補助金350万円受取るには、補助率1/2なので2倍の700万円以上のゼロエネ工事が必要です。

35坪の家なら700÷35＝20万円/坪なので、350万円の補助金をもらうために坪単価が20万円高くなります。

ZEHにすると一時的にしろ、工事費が高くなります。

ハウスメーカーでZEHを建てるなら、坪単価100万円を覚悟しましょう。



ハウスメーカー(工務店)は、坪単価の高い家の方が利益が大きいので、近年その方向にあります。

理由もなく高く吊り上げるということでなく、省エネという国の方針に沿ったハイテクの家にして坪単価を上げています。

350万円の国の補助金がもらえるということは、もらえなかったら費用対効果が350万円マイナスと思えば良いでしょう。

ZEHのゼロエネ工事は350万円もらえばプラスマイナスゼロになることであり、あなたがトクするわけではありません。



家の居住性はハイテク技術によって得る面もあるが、広さと良いプランニングによって得る面もあります。

工事費＝単価×面積から、坪単価が安ければ工事費が安くなるか、家が広くなります。



(以下、他から引用)

ネット・ゼロ・エネルギーハウス支援事業による補助金は、高断熱性能、高性能設備機器と制御機器等を組み合わせ、住宅の年間の一次エネルギー消費量がネットで概ねゼロとなる提案応募に対して、評価、採択されたものに補助金を交付するものです。

補助額は１戸当たり最大３５０万円（かつ、ゼロエネに係る費用相当の２分の１以内）となります。　この事業は住宅の建築主または所有者に対して補助金が交付されることになっています。



住宅のゼロエネルギー化推進事業による補助金は、建築に関わる消費エネルギーを概ね０とする提案応募に対して、国土交通省が評価、採択したものに補助金を交付するものです。補助額は１戸当たり最大１６５万円（かつ、原則ゼロエネに係る費用相当の２分の１以内）となります。

補助金の交付は工務店に対して行われるため、施主が直接補助金を受けることはできません。提案が採択された工務店等が補助金の分を値引く形で、間接的に補助金を受ける形となります。
住宅建築の依頼先として検討中の工務店等が採択を受けているかどうかを確認しましょう。

(以上、他から引用)



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