相性が合わないと、家づくりは?

「相性(あいしょう)が合わないと家づくりはうまくいかない。」と言われますが、本当でしょうか?

多くのサイトで「設計者と相性が合わないと良い設計ができないので、相性の合う設計者に委託することが大切です。」と言っています。

相性が合うという意味は分かるようで分かりませんね。

ネットに「二人ないし複数の人間が各々持つ性質や性格が合うかどうかのこと」とありましたが、どういう状態なら相性が合う、合わないを判断するところまで書いていません。

「話題が同じ」,「考えることが同じ」,「話しなくても相手の気持がわかる」などなど、何%くらい相性が合えば良いのでしょうか。

はっきりしないことを基準にされ、判断するって大変じゃないですか?



会って話をすれば、相性が合う設計者とわかりますか?

3人の設計者と会えば、1人くらい相性が合いそうですか?

だめだったら、別の3人と会えば良さそうですか?

それでもだめだったら、どうしますか?

これでは設計者を選ぶだけで疲れてしまい、家の設計ができそうにありません。


私は建主さんから断られたことがありません。

私はすべての相性に合うオールマイティー相性ですね。

建主さん達は全て同じ相性だったかも知れませんね。



「相性の合うハウスメーカー(工務店)の営業マンが担当にならないと、良い家づくりができない。」とも言われます。

ハウスメーカー(工務店)には相性合わせ訓練された営業マンがいます。

あなたに相性が合うように思わせるのが上手なほど、有能な営業マンです。

あの営業マンと相性が合うと思っていましたか?


営業マンがあなたと相性が合わないと、辞退すると思いますか?

「君、なんであのお客様の営業をやめたのか?」

「あのお客様と相性が合わなかったものですから。」

「オマエは馬鹿か!」

と一喝されて、即、解雇ですね。


相性の合う営業マンと出会えたら、次の設計担当者や現場担当者や大工さん達とも相性が合いそうですか?

全員と相性が合うのは難しいので、誰々と相性が合えばよさそうですか。



ところで、相性が合う設計者なら、良い家を設計できますか?

気遣い上手なら、良い家を設計できますか?

良い家を設計できるのは、相性が合う気遣い上手な設計者ではありません。

それができるのは、信頼できる有能な設計者です。

信頼できる有能な設計者と出会うことが大切で、さらにあなたと相性が合うならバッチシですが、合わなくても大丈夫です。

ちゃんと、有能な設計者がリードして相性を合わせてくれます。


どうしたらそれがわかると思いますか。

最初に会うと少しわかりますが、あと数回会うとすべてわかります。

わかるまで話を多くし、図面は営業の範囲内に止め支払いが生じないようにして見極めれば良いのです。

話だけで設計料を請求されることはなく、図面を書けば設計料を請求されると思っていれば間違いありません。


信頼できる有能な設計者と思えれば、あなたは信頼するようになります。

提案プランを信頼するようになるので、設計がスムーズに進み、合わなかった相性も合うようになります。

相性って、状況によって合わないのが合うようになったり、合っていたのが合わなくなったりしませんか?

あてにならない相性を探すより、信頼できる有能な設計者を探すことが大切です。



ある著名なプロ野球監督の言葉らしいですが、

「相性で人間関係を築いたり、ものを考えるのは配偶者、家族、恋人といった私生活の場面だ。社会、あるいは組織に必要なのは「能力」である。」

そもそも相性が合わないと仕事が成り立たないなら大変な話で、世界中のビジネスがストップしてしまいます。

このように、実務経験がないので予想して書いたり、またそれを他サイトがコピペして掲載したりして、間違った記事が横行しているのは困ったものです。

相性が合う、合わないなんて誰にも決められないデマに気を取られず、家づくりを進めれば大丈夫です。



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