ブロックプランと、その手法
部屋の平面計画はブロックプランから始めます。
関連(連続)させたい部屋をひとまとめ(かたまり=ブロック)にしておいて、各ブロックをおおまかに配置する計画です。
各室の大きさを仮定し、押入や納戸は各室につけておきます。
居室どうしを連続して接した配置にしておくことが大切です。
そうすると、居室間の壁を加工するだけで連続させることも、個室化することもできるので、今の計画にも将来のリフォームにも有利です。
廊下の両側に居室を配置すると、廊下は人の動線になので、居室どうしをつなげることができません。
次に、方位を重視し、敷地図に主要な部屋を配置します。
まず1階から考えます。
最初に居間を東南の角か南に置き、食堂・台所を居間に隣接した東南の角か、東に置きます。
東の台所・食堂は朝日が当たるので、朝食は気持が良いです。
和室は居間の西側に置き、道路に合わせて玄関の位置を決めます。
残った所に2階への階段や水場を配置し、あとは廊下でつないでみます。
1階はこれで終わりです。
次に2階です。
重視する順に部屋を東南の角、南、東、西の順に配置します。
階段を1階平面をにらみながらはめ込み、廊下でつなぎ、残ったところを
トイレやホールにします。
これが方位重視型ブロックプランの第1案です。
家に住むイクオール方位重視と思っています。
これはブロックプランをまとめるための手法です。
次に第1案を揺らしていくと平面がまとまってきます。
将来の最大規模で計画すると、今の工事を第一期工事とし、第二期工事のときも無駄な工事をしないように考えることができます。
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