不安をあおる商法
世の中には人の不安につけ込む商法が多いですね。
不安は誰でもあるが、必要以上に不安をあおり製品を売るのです。
現在の耐震基準で家づくりすれば十分に耐震性のある家になります。
設計事務所が「当社が設計する家は耐震性に優れています。」と宣伝することはありません。
耐震基準をクリアするように設計しているのでその必要がないし、あなたがさらに強い家を望むなら、そのように設計します。
計画に適切な構造を選定するので、初めから構造を決めません。
「壁構造は、他構造より強い。」
「(軽量)鉄骨造なので、他構造より強い。」
「パネル構造なので、他構造より強い。」
など宣伝しています。
他構造より強い構造はありません。
どんな構造も強く設計すれば強くなり、弱く設計すれば弱くなります。
ハウスメーカー(工務店)は「当社の家は耐震性に優れています。」と宣伝しているが、なぜでしょうか?
自社の優位性を宣伝してTさんを取込む営業戦略だが、不安をあおるのと紙一重の違いです。
技術的数値を表示して宣伝すべきだが、そうしているのを見たことがありません。
「同じ耐震強度で他より安くて済むから全体の工事費が安くなる。」はあるが、
それも見積りによるので、客観性がありません。
「鉄骨は木よりも耐久性がある」は良いように見えるが、木も鉄骨も腐食します。
腐食しないようにすれば腐食しないが、そうしなければ腐食します。
現在、半永久的に腐食しない建材はありません。
その家が建っている間に腐食しないよう手当しているから腐食しないのです。
それでも部分的に腐食することもあり、そのときはその部分を補修しています。
■断熱性能は国の地域ごとの次世代省エネ基準をクリアする程度にしています。
これは構造基準と異なり、推奨値なのでクリアしなければいけないことはないので、
クリアしていることを確認した方が良いでしょう。
今は外断熱か、内断熱のどちらかで基準をクリアしているが、
その両方で基準をさらに上廻る性能の家を宣伝してしているK・Hがいます。
それを望むならそうすれば良いが、当然工事費がその分だけ高くなります。
断熱材は費用対効果が良いのでそうするのもありだが、家の外周の床、外壁、屋根
の面積が大きいし、そのための下地工事もあるので工事費は高くなります。
基準程度に対してそれを上廻る工事費の差額と、暖冷房費の差額で計算すれば
良いが、計算するのは難しいし、それをK・Hに求めても正しい数値は出そうも
ありません。
そのために工事費が上がり、その差額分を数十年かけて回収するのが良いとも
言えませんね。
外断熱と内断熱の論争があり、外断熱が多くなりましたが、
外断熱は工事費が高く、冷暖房の容積も大きくなるのでお金がかかります。
家の断熱性能は外断熱、内断熱によらず、断熱材の性能と厚さによるし、
内断熱が結露すると言えないし、その後に外断熱材メーカーの姿がちらつき、
工事費が上がるのでK・Hにとって好ましいことも気になります。
■基準通り設計すればその通りの家が出来ますか?
そのようにつくればそうなりますが、そうでなければそうなりません。
そのようにつくるのがK・Hの役目であり、それを確認するのが監理だが、Sがいな
いときはあなたの役目です。
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