概算だが、正式な見積書

代表者印のある概算見積書は、「概算」と言ってもその工務店の実績から作成した
もの
でかなり正確だし、その意味は「概略こういう金額」という意味でなく、この
金額で工
事をやりたいという、「概算であるが正式な見積書」ですので、その気で
受取ってくだ
さい


その後の見積明細書が数十ページに対して数ページ程度ですが、
契約の根拠は
基本設計図、概算見積書だけなので重要な書類
です。

その後の実施設計図に従い、見積明細書を作成しますが、その
原本になります。


見積り金額が安いからといって喜ぶのは早計です。

全部、最低ランクのものであれば見積り金額が安くなるのは当然です。

同一の設計図を数社の工務店が見積りするのであればその金額だけで判断すること
ができますが、各工務店ごとに
基本設計図が違うのですから「どこが一番良くて、
安いか?
」という判断をするのは非常に困難なことですが、なんとか判断しなければ
なりません。

記入したメーカー名、製品名のものをなるべく多くカタログや見本などで提出して
もらって確認して
総合的に判断するしかありません。

程度の低いものばかりで工事契約すると、着工してから全てに渡って程度を上げた
決定になり、その結果
追加工事の嵐に巻き込まれることになります。


ハウスメーカーは大量発注予約して仕入単価を低く押さえたり資本系列の関係で
メーカーを指定しているときがあります。

色決めのとき、気に入ったものがなくて他のメーカーにあったとき、同程度ならば
追加金額なしでそれに変更できるかどうかを事前に確認しておくことが必要です。

設計図のメーカー名、製品名が記入されている建材・器具のカタログ定価と見積書
のその金額とから割り引き率が計算できますが、メーカーを変更すると上記の理由
からその割り引き率が適用されず、同程度のものを選んでも結果として
追加工事に
なる
ことがあるからです。

特にメーカーを替えたときはその時点で
金額の確認をしておくことです。


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