平面図原案を育てる
 平面計画はアイディアだけでは完成しません。

そのアイディアを育てていくと完成します。


 第1案の平面図(間取り図)を書く。

 第1案を見直し、改良した第2案を書く。

 第2案を見直し、改良した第3案を書く。

 順次、続けます。


 第10案くらいまでやると必ず第1案に戻ります。

時計の文字盤を1時から12時までたどるように第1案に戻るまでやります。

ここで、平面計画は終了です。

あとは、その中のどれかにすれば良いのです。


 他にもっと良い案があるのではないかと思うでしょうが、この考えに捕まったら

なかなか平面計画が終わりません。

どうしたら良いかというと範囲を設定します。

 「絶対にこの案より左側の案はない。」という案を作ります。

 「絶対にこの案より右側の案はない。」という案を作ります。

 答は、最左側案か、最右側案か、その間の案の中の一つになるので安心です。


 他にもっと良い案があれば、先に進めていくうちに必ず出てきます。

平面図だけで家の全てが決まるわけではありませんから先に進みましょう。


 この中で一番気に入った第◯案に決めます。

決めると言っても今はこの案が良いと仮定して次に進むだけです。

 同時に数案を検討しながら進めるのはキツイし混乱します。

このあと進める中で間違ったと気づいたらここまで戻ってやりなおせば良いことで

す。


 このとき、平面計画上のポイントがあります。

なるべく1階と2階の窓と壁の位置を合わせます。

そうすると工事費が減るし、構造的にも強くなります。

 そうしておかないと立面図のとき苦労するし、窓を合わせるために平面を変更

しなければなりません。

途中、第◯案のとき立面図も軽く書いてみることです。


 今は壁で仕切るが将来その壁をはずすときはその壁内に柱を設けないようにしま

す。

 予算が少ないときは、廊下をなくすことを考えます。

 廊下を線、部屋を面と表現すると、部屋と部屋、すなわち面と面を隣接させて配

置し、ドアからドアを通過して行きます。

ただし水場には洗面所など前室的なものを設けて居間などに直結させないことで

す。

 階段の位置は、コッソリ家を抜けだせるようにしたいなら廊下に置くし、出入り

を確実にチェックしたいなら居間の中に置きます。