換 気
建築上、良い空気とは、屋外の空気のことをいいます。

部屋に良い空気を入れる、ということはその家の周囲の屋外の空気を入れることなの

で、家の周囲に良い空気が無いとき、良い空気を取り入れることはできません。

屋外の良い空気と屋内の悪くなった空気とを入れ替えることを、部屋の換気をする

と言います。


1. 一番簡単な換気の方法は窓を開けることです。

大きい窓なら1個所で換気できますが、2個所開けると空気が動くので小さい窓でも換

気効果が上がります。

窓から空気が出て(排気)マイナス気圧になった近くの空気がそこに移動し、順次移

動します。

最後に反対側の窓から屋外の空気が屋内に移動する(給気)ことで換気されたことに

なります。


窓から風圧で押し入った空気(給気)は順次隣りの空気を押し出します。

最後に反対側の窓から屋内の空気が屋外に移動する(排気)ことでも換気されたこと

になります。

自然通風換気が良い家にしたいときは、四季の風向きに合わせて家の両端に窓を配置

することです。


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2. 換気扇による機械換気があります。

換気するとき、出した空気の量(排気量)だけ入れ(給気量)なければなりません。

給気なしで排気すると部屋がマイナス気圧になり、身体に良くありませんし、換気扇

に大きな負荷がかかり、音が大きく排気量が少なく故障しやすくなります。


換気扇には排気専用、給気専用、給排気用、熱交換給排気(ロスナイ)用があります。

外壁に取り付けて直接外気を換気するものと、天井に取り付けてダクトで外気と換気

する天井扇があります。

排気は排気用換気扇を設置して作動させれば良いのですが、給気は外壁に給気用ガラ

リをつければ良さそうですが、そう簡単ではありません。

特に冬期に冷たい外気をそのまま給気して屋内に入れると寒いし、屋内の暖かい空気

に接して霧が生じるからです。


これを防止するために考案されたのが、ロスナイ型換気扇です。

給排気を同時に行い、屋内の暖かい排気の熱を一時的に保存し、入ってくる冷たい外

気をその熱で暖めてから屋内に給気するようになっています。

重要な部屋(居間、食堂など)だけロスナイ型換気し、他は排気用換気にするのが一

般的です。

排気用換気したとき、給気口がないと排気した量だけサッシや、家のどこかの隙間か

ら外気を給気していることになります。