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| 「同じ与条件なら、設計者が違っても同じ設計図ができますか?」 与条件を言葉や文章で設計者に伝えたとき、人の頭脳は、それをそのまま形態に表現 できるようになっていないので、提示された与条件を頭脳の感性で異次元の形態に変 換(デザイン)した後、図面に表現します。 そのとき、一人一人のそれまでの生活環境、設計の学習、経験により培われた感性で 変換するため、その結果は一人一人異なったデザインになります。 それゆえ、設計者が異なれば必ず異なるデザインになり、良い設計者かどうかの違い が出てきます。 初めに家をイメージしますが、次に、その家を建てるには、イメージ通りの家の設計 図を作成しなければなりません。 設計者が異なれば必ず異なる設計図になりますが、工事はその設計図通りにするの で、誰が工事しても同じ家ができます。 それゆえ、設計が完了したときに、実際には建っていないが、すでに家が完成したの と同じです。 設計図がイメージ通りになっていなければ、イメージ通りの家はできません。 「設計者は、私のイメージ通りの家を設計してくれますか?」 そう思って設計しますが、その結果が必ずそうなるとは言えません。 それは、建主さんのイメージしたものと、設計者のイメージしたものとが合っている とは限らないからです。 「私のイメージ通りの家であることをどうやって確認するのですか ?」 設計者は、与条件からそのイメージに合った家をデザインし、『そのお考えを図面表 現すれば、こうなります。』という意味で設計図を提出します。 そのとき建主さんは、イメージ通りの家の設計図になっているか、どうかを判断しな ければなりません。 十分な打合せと、承認した設計図にもとづいて家が完成し、それがイメージ通りの家 でなかったら、それは建主さんの判断力不足であり、設計者にその責任を負わせるこ とはできません。 建主さんが実際に建っていない家を設計図上で想像することは難しいですが、完成し ている建売り住宅でない限り、設計図上で想像して家を建てていくしかありません。 このように、全ての建主さんはこのようなリスクを負って家づくりをしています。 「想像していたより、良い家ができた。」 「想像していたより、悪い家ができた。」 「家ができてみないと私がイメージした家かどうか、わからない・・・」 できた家(あるいは家の部分)がイメージ通りであれば良いのですが、そうでないとき はあきらめるか、それを壊してつくりなおせば良いことですが、そうすると解体費と 新たにつくる工費を追加工事として支払わねばなりません。 トップページへ |
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