窓 の 開 け 方

屋外がよく見えるように窓を大きくするのは開放的で気持が良いですが、良いことば

かりではないので、注意しましょう。

ハメコロシ窓で大きく開口をとることは見た目がカッコイイし、外の景色がよく見え

ます。

居間の吹き抜け部分に二階天井高までの窓を開けたとき、夏の暑さと冬の寒さへの対

策が必要だし、構造的に丈夫とは言えないので天災や事故でガラスか割れたときの危

険も考慮しなければなりません。


ペアガラスは断熱性がありますが、それは室内の暖気をなるべく逃がさず、屋外の寒

気をなるべく入らないようにする程度なので、窓が大きくなればなるほどその断熱効

果は相対的に少なくなります。

とくに直射日光を防ぐにはほとんど効果がないので、夏期はひさし、すだれ、ブライ

ンド、カーテンなどで防ぐ必要が生じます。


ガラスの熱的性能としての日射熱取得率は、単板透明ガラス厚さ3ミリで88%、ペ

ア透明ガラス厚さ3ミリで79%です。


窓から外を見るのは外からも見られているのですが、透明ガラスの作用で昼に外が明

るいときは見られることなく見ることができます。

夜に外が暗いときは外が全く見えず、見られる一方です。

家族の多くは外が暗い夜から朝まで家にいるので、外を見るより外から見られる時間

の方が多いと言えます。


2階天井までの吹き抜け窓のある家は外からの夜景はきれいですが、外から丸見えに

なるのでブラインドなどで常時目隠ししなければなりません。

敷地が広いなど外から見通されないときには良いですが、そうでないと夜に望遠鏡で

覗き見る趣味がある人の格好の標的です。


夜、照明がついて道路から居間が丸見えの南入の家を見かけますが、別に見たいわけ

でもないのに見えてしまって、自分が覗いているように思えて困ってしまうことがあ

ります。

夜は道路から家の中が見えないようにしましょう。夜は厚手のカーテンと、ブライン

ドは外から見えませんが、レースのカーテンは家の中を映し出します。


自分と家の中を他人に見せたい人は大きな窓を開けましょう。

自分と家の中を他人に見せたくない人は適切な大きさの窓を開けま

しょう。


家の窓は東西南北に各一ケ所ずつ明けておくと、近くで聞き慣れない音が聞こえたと

きや、近くで火災が起きたときすぐ見ることができて安心で、日常何かと便利です。

覗き窓みたいな窓から外を見るのはケッコ楽しいし、そういう窓は外から屋内を見ら

れるということもありません。


東の朝日は一日のスタートに最良の薬。

南の日光は、人間にとり、なによりの恵み。

西日は、夏は暑いが、冬は貴重で美しい太陽。

北からの直射光は望めないが、部屋に安定した明るさをもたらす。

自然の恵みを窓から適切に採り入れましょう。