オープンシステム

■「最近、『オープンシステム』で家を建てた人がいると聞いたけど、何のこと

すか?」

設計監理で、見積りがオーバーして契約できなかったとき、建主さんの要望で

行ってきた特種なケースで、それを一般化していこうという動きです。


設計事務所が通常の設計監理の範囲を広げ、現場監督になって施工に関与する発

注方式をオープンシステムと命名したもので、下請工費をオープンにする意味だ

と思います。


一式契約では、建主さんが工務店と契約し、工務店が下請者と契約して施工しま

すが、オープンシステムは建主さんが直接、下請者と契約する『直営工事』のこ

とです。



「そうすると、何か良いことがあるのかしら?」

建主さんの支払う工事額を少なくできる可能性があるという考えです。

オープンシステムは設計事務所が現場監督の役目もするので業務上大きな負担が

かかりますが、それでも設監費は15%から20%くらいのようです。

また、下請けさんは、下請けでない契約ができるので、造ることの喜びを感じる

ことができるためか、いろいろな制約があるにもかかわらず、積極的に参加する

ようになったみたいです。


「そのやり方で大丈夫なの?」

オープンシステムにおける責任体制、継続性、補修工事、引渡し後のメンテナン

スに対して、オープンシステム専用の大手保険会社の補償保険を適用して、それ

らの疑問や不安に応対できるシステムを用意しているということです。


以前は工事で不都合があったときに工務店がめんどうを見てくれましたが、今は

下請者の工事分はいつまでも責任を持たなければならない『責任施工』が多くな

りました。

オープンシステムも責任施工の発注ですが、幸いその体制が整っていると言えます。



「本当に安くなるの?」

設計事務所が代行して基礎工事、木工事、電気工事、設備工事など、各工事ごと

に複数社の見積合せを行い、その最低価格者を選定して建主さんと直接契約する

ので、そのシステムから予想すると、一式契約より安くなると思いますが、本当

のことは分かりません。

そうしたいなら、オープンシステムで受注するところが地元にいること、現場監

の経験のあること、より信頼できる設計事務所であることの確認が必要でしょ

う。


設計事務所の有志がオープンシステムを提案しているのですが、詳しいことはそ

れらのホームページを見てください。


ちなみに、私はやりません。