いろいろなリフォーム

簡単な(工事費が安い)リフォームから順次書いてみます。


【Aリフォーム】

既存の壁、天井のクロス(壁紙)を除去して新しいクロスに貼り替える。

クロスには木目、塗壁模様など多種類あるので、大胆に選択することで部屋の雰囲気
を変えるとリフォーム効果を得られます。


既存の床のカーペットやビニル床シートを除去して新しいものに張り替えます。

ビニル床シートの厚さは2ミリ程度なので上に重ねて張ると除去費がかからずクッション性も良くなります。

フローリングを張り替えるのはお金がかかるので、フローリング模様のビニル床シートを上に張ります。

ただし、フローリングに溝があるときは、それが表面に出ないよう固めのビニル床タイルにします。


腰壁をつけるとかなり部屋の雰囲気は変わります。

10センチ巾くらいの板を床から80センチ高くらいに水平に壁に打ち付け、それと巾
木との間に木目のクロスを貼るだけでできます。

既製品の腰壁板セットがありますが、けっこう高いです。

これらは内装工事の範囲内なので最も安いリフォームです。



【Bリフォーム】

リフォーム効果を出すには間取りを変えること
が一番ですが、間取りを変えないで空
間をリフォームします。


屋根が直上にある部屋の天井を解体し、屋根の勾配に沿って天井を斜めに打ち上げて
天窓を取ります。

このとき天井裏に隠れていた小屋梁と小屋束が天井下に出てきますが、カンナで仕上
げてないので石膏ボードにクロスを貼るなど仕上げする必要があります。

小屋梁が丸太材のときはその丸太材を天井下に出して塗装すると豪快な感じがして最
高です。

2階がある1階の天井を上げて梁を露出すれば約30センチ上げることができます。

1階の天井と2階の床を同位置で開ければ吹抜けができます。



【Cリフォーム】

間取りの変更を伴うリフォームです。

居間、食堂、台所の関係を改善してみましょう。

間取りを変えると必ず柱が邪魔になりますが、柱は抜かないで我慢します。

木造は新築時にその柱を抜けるようにしていない限り梁がそこで切れているので、

造の柱を抜くと天井を壊して大きな梁に架け替えねばなりません。


部屋の中に柱があるのも良いもので、
残した柱を飾りつけたりして積極的に活用する
ことを考えます。

柱に仕上して大黒柱にしたり、何かを飾ったりすればケッコ、イケます。


間取りを変更するとき、台所セット,便器、洗面化粧台などの
位置を変えないでリ
フォームするのは良いですが、水場の位置変更は設備工事を伴い、お金がかかるので
なるべく位置変更を避けた計画にします。

もちろん、それらの位置変更なしでのリフォームは考えられないのならその限りでは
ありません。


給水・排水は床下にあるので、その位置を変更すれば床、壁を解体して設備工事後、
それらを復元しなければなりません。

一部で済むはずが
復元した材料が既存周囲と同質・同色にならないため、その部屋の
全部を改修するはめになります。

仮に同じ建材があったとしても、
使用した年月分だけ既存部分が日焼けしているの
で、同色になりません。

壁にコンセントやスイッチを取付けるときも同じ壁紙はもう販売していないので、そ
の部屋の壁紙全部を張替えねばなりません。

このように少しの変更と思ったことが思いがけない関連工事を誘引します。



【Dリフォーム】

外壁窓サッシの変更を伴うときその周囲の外壁部分を補修しますが、それがうまくい
かず、全部の外壁に手をかけるようになると大きな追加工事になります。


外壁がモルタル塗りの吹付け仕上げのとき、サッシ廻りのモルタル塗りの補修と吹付
け仕上げが必要になり、周囲の壁との色合わせが生じます・・・色が合わないから、
全部吹付けしようなんてことになって・・・。


外壁のリフォームは足場が必要で、その範囲が全外壁面になると結構お金がかかるの
で、道路から見える部分だけリフォームしたり、ワンポイント化粧としてタイルを張
ることもあります。

既存外壁と異なる防火サイディングで囲うと、サッシや出窓の部分などの納めかたで
苦労します。



【Eリフォーム】

家全体をリフォームするなら、
規模を小さくして新築を考えたほうが良いです。

リフォームは
限られた予算の中で範囲を限定してリフォームし、リフォームしなかっ
た部分は見ないようにして生活を楽しむことです。

手をかけなくて済むと思ったところに手をかけるようになるのがリフォームの特徴
で、事前に十分検討した後に着工しましょう。


テレビ番組で、木の骨組だけ残して他を全部解体してリフォームするのを見受けます
が、本当にあの予算で済んだのだろうか、と思うときがあります。