設計監理で、工事費を安くする方法
設計監理で工事費を安くするには、Kが安い見積りを出せない条件を排除します。
1.支払いを常識的(契約3割、上棟3割、完成4割)にする。
契約金1割で残金9割は工事完了時というのは、Kにとってリスクが大きいので、
見積り辞退か、高い見積りになります。
T:建主さん(あなた)
S:専業設計事務所・・・設計・監理(施工はK)
K:工務店さん・・・設計・施工
H:ハウスメーカーさん・・・設計・施工
(上の凡例を以下の記事中、敬称を略して使用)
2.一番安い見積りなら、どの工務店でも契約する。
これが意外と難しいです。
信頼する数社を指名しているからどこでも良いはずだが、あなたは気持の中で
数社を好きな順に並べていて、さらに
「ホントはA社にしたい。」
「Sには言ってないが、A社に決めている。」
「他社はアテ馬。」
になると、他のKはそれを敏感に感じ取り、高めに見積りしてサヨナラします。
A社は「自分に来るのだから、安く出す必要はない。」と見積りします。
S「5社の見積書がそろいましたが、どうしますか ? 」
T「実は、A社にしたい。」
S「A社は最安B社より200万円高いですが、どうしますか ? 」
T「200万円値引き交渉して、無理なら200万円高くても契約する。」
その結果200万円高い契約をしました。
S「どうしてA社に決めていたのですか? 」
T「建設関連の商売なので、一番大きいA社にすれば他社は納得するだろう。」
Tさんなりのお考えもあるのですね。
競争見積りは
「一番安いKと契約する。」
の約束なのに、そうでなくなったのは残念なことです。
「その中のどこでも良い。」
と、本当に思っていると、自然と感知され、安い見積りが出ます。
A社に決めてるなら、1社指名の方が義を感じて安く見積りすることもあります。
3. 本当に競争する数社を指名する。
いつも仲良くしている数社を指名すれば競争しません。
4.そのとき適度か、少ない受注量の工務店を指名する。
余るほど受注していれば安い価格は期待できないが、実績を増すために安く見
積りするときがあります。
5.「お世話になっている人に恩返ししたい。」
と、下請けさんをあれもこれもと指定したいけど・・・しないことです。
Kには下請けチームがあります。
下請け指定はその下請けをはずすので好まないし、指定下請けはそのときだけ
のつきあいです。
指定下請けの工事に、Kは元請け責任を取らないので何かと工事に影響があるし、
受注しても金銭的に良い目をみるとは言えません。
「下請け指定してもらったが、安くされたので赤字になった。」
下請け指定は2社以内です。
見積りは安くしたいし、恩返しもしたいのは二兎を追うので、うまくいかない
ときが多いです。