実際より写真の方がきれい

■Tさんが事務所に遊びにきてくました。

「友人が室内を撮影してくれた写真を見たけど、
写真の方が実際よりきれいに見えるんですね!」

そうなんですね。

新築・リフォームの家をテレビ、雑誌の写真などで見ると、

「すっごくきれいな家で、うらやましー!」

新築・リフォームの家に行って見ると、新しくてきれいですが、
写真で見るともっときれいに見えることを知っていましたか?

特にテレビ、雑誌の写真のときは
プロが撮影するので、さらにきれいに見えます。

以前は
報道映像のように、あるがままに撮影していたものが、
今は
コマーシャル映像よろしく、あるものをいかにそれ以上に見せる
ということに腐心して撮影するので、
実際とかけ離れた映像を見ています。


プロは1日がかりで日照の状態を見たり、フラッシュを併用するので、
さらにきれいに撮れます。

スナップ写真よりも、フォトスタジオでの家族の記念写真を撮る方が
きれいに撮れるのと同じです。

確か、
広角レンズを使うと実際よりも部屋が広く見えたり
天井が高く見えたりするのではなかったかな?

そのあとのプラン(平面図)を見ると、映像から見て感じた広さより
ずっと狭い家であることに気がつくことがあります。

特に3階建てのオール吹抜けタイプの家などを広角レンズで撮影すると、
内部空間が高く、広く見えるのでこの傾向が顕著です。



■中国など東南アジアの下町のレポート映像をテレビで見ているとき、
画面上カラフルできれいな家並みを見るときがあります。

なんとなく見ているときれいに見えますが、よく見ると、
きれいなはずがないものがきれいに映っていることに気がつきます。

モノクロテレビのときは、逆に見るもの、見るもの全てが本当はもっときれいな
はずなのに、と思いながら見ていたような気がします。

今の家の中をデジタルカメラで撮って、見たことがありますか?

家が古いからふだん改めて見る気もしないし、写真など撮る気もしないですか?

そー言わずに
撮ってみたらいかがですか?

きっと、
きれいに見えて、リフォームするのを考え直すかも知れませんよ。



■テレビ、雑誌の写真を見ると高嶺の花みたいな新築、リフォームに思えますが、
実際は身近に見ている家の中が実際よりきれいに見えているに
過ぎないことも多いのです。

それらの家はふだん見ることの少ない大きなガラス開口部と
オール吹抜け部分を除けばごく普通の家なので、
普通程度にうらやむだけで足りるはずです。

大きな家は普通に設計しても大きく見えますが、
小さい家を設計するときは普通に設計すると小さく見えるので、
大きく見せるためにいろいろ工夫した設計をして、
それが映像上うまくいったということでしょう。

実際は寸法通りの家であり、
映像通りの生活ができるわけではありません

いずれにしても、映像や写真の方が実際より
きれいに見えるし、広く見えるし、
高く見えるのは確かなので、テレビや雑誌の写真を見たときに、
その分だけ差し引いて感じ取るのが良いでしょう。