定年住宅のタイプ

■定年住宅を計画するとき

1 定年人だけが住む住宅

2 定年人が子世帯と同居する二世代住宅

のタイプがあり、実行するとき


1-1 定年人だけの定年住宅に既存家をリフォームする。

1-2 定年人だけの定年住宅を新築する。

2-1 子家族との二世代住宅に既存家を増築・リフォームする。

2-2 子家族との二世代住宅を新築する。

のパターンになります。



■定年人に子世帯がいてもいなくても最初から1に決まっているときは、そのまま計

画を進めます。

計画の始めに、まだ1と2のどちらか決まっていないときがあります。

1 親世帯から・・・子供家族と同居した方が良いかどうか。

2 子世帯から・・・親と同居した方が良いかどうか。


これは家を建てる相談というよりもむしろ家族間の問題ですが、どういう訳かこの話

から始まります。

昔同居していた親と子であっても、子世帯になると世代の違い、時代の違いから「同

居して親の世話をするのが当然。」と言えない時代です。


定年人も「元気なうちは自由に暮らしたい。」と思い、「動けなくなったら、世話し

て欲しい。」という贅沢な考えを持っています。


同居しなければ問題が生じないのに、同居することによって生ずる様々な問題につい

て親世帯と子世帯とが直接話し合いをすると、良い話ばかりでないため、そのときの

しこりがずっと後まで残るので話し合いしない方が良いです。

また直接話し合いして計画した定年住宅は
双方のホンネが入っていない妥協の結果

ので、良い家にならないでしょう。



■すでに子世帯と同居しているならこの問題は解決されていますが、
これから子世

帯と同居するために定年住宅を建てるときは、この問題から解決します。



二世代住宅の話があること自体、両世帯が同居するメリットを感じ、基本的に同意し

ていますが、「もし、自分たちが想定しているような同居生活ができなかった

ら・・・」と、お互いに未経験の同居に不安を感じ、迷っています。


同居したいが、うまくやっていけるだろうか。」と迷っていても、同居について両世

帯が直接話し合いできないのが現実です。


そんなとき、
設計者が両世帯の仲介役になり設計を進めます。

このような状況を設計者が把握できれば、解決するのにそれほど難しいことはなく、

設計者が別々に両世帯と打ち合わせしながら両世帯が満足するプランを提案していけ

ば良いのです。