どの年代の定年住宅にするか

定年人の今の60代から70代、そして80代になる30年間のことなので、今の健常生活から車イスの生活までを想定した家にします。

家は一度建ててしまうと変わらないので、年とともに定年人の生活に合わなくなります。

では、どの年代の生活に合わせた家にしますか。

最終的な病室仕様の寝室と車イス生活に合わせた家にすればずっとそのままで住めますが、健常生活している今、そのような家に住みたくありません。

部屋を細かく仕切らずに将来、車イス生活もできる単純明快な間取りにすれば、今の生活と車イス生活の両方に合った定年住宅になります。

建具は開くドアタイプをやめて引き戸タイプですが、部屋や廊下と接続する出入り口の巾を1.8m以上にしておけば、将来容易にドアから引き戸に替えることができます。

このように、基本的には最終生活に適した間取りにしておいて、今そうしたくない部分は将来のリフォームが容易にできる準備をしておきます。

1  (2階建てであっても)1階だけで生活できるようにする。

2  床の段差をつけないバリアフリーにして車イスで行けるようにする。

3  廊下・トイレ・脱衣・ユニットバスは巾1.8m以上で、1坪以上にする。

4 ユニットバスはバリアフリータイプにする。

5 トイレは寝室の近くに配置する。または将来寝室の一部にトイレを設置できるよう給排水配管しておく。

6 屋外から玄関1階床までを斜路によるバリアフリーにすることが可能ならそうするが、外出は介護されることを前提とするのでこだわらない。ただし、取り外しできる木製斜路を設置できるようにする。