最小規模の定年住宅

定年人夫婦が住む最小の定年住宅の床面積はどのくらいでしょうか。

賃貸アパートのような極端に狭い定年住宅で良い、というときは10坪くらいですが、それ以外の定年住宅では夫婦二人だけの家だからと言っても少ない床面積にはなりません。

それには玄関、居間、食堂、台所、寝室、トイレ、洗面、洗濯・脱衣、浴室、納戸、廊下が必要だし、さらに趣味の部屋と、2階に子供家族が泊まれる部屋が欲しいとなれば、階段も必要になり、それに1階の車イスの使用を考慮するとなると、今までの家より広くなることがあっても、狭くなることはありません。

こういうとき、床面積を少なくしたいなら、思い切った思考の転換が必要です。

1 子供家族は近くのホテルに宿泊させるか、居間に雑魚寝させる。

2 居間か寝室を広めにして趣味の部屋をやめる。

3 廊下がない間取りにする。

4 壁いっぱいに棚をつくり不要な物品を廃棄して納戸をやめる。

5  多用途の部屋にして部屋数を減らす。

定年人1人の家も同じようなことが言えます。1人だからと言って、玄関、トイレ、洗面、脱衣、浴室の各面積が半分になるわけでもなく、自分で料理するなら台所も小さくならず、寝室と居間を別にしたいなら、夫婦二人の家の床面積に近い家になります。

二世代住宅では二世帯が玄関も別の全く別世帯の家にするなら、2戸分になるので大きい家になりますが、共有できる部分があればあるほど床面積を減らせます。

1 玄関を共有する。

2 居間、食堂、台所を共有する。

3 脱衣・洗濯・浴室を共有する。

こうするときは、各部屋が少し広めになり、別の小台所、寝室を広げた小居間など、別に生活できるスぺースもプラスする必要がありますが、2戸分の家よりは少ない床面積になります。