設計事務所が敬遠される理由

■ 設計事務所は、なぜ建主さんから敬遠されるのでしょうか。

建主さんから敬遠される理由の第一は、

工事費の他にその10%前後の設計監理費がかかることでしょう。


建主さんは、工事費の10%が設計監理費、消費税が5%、

その他税金などモロモロで5%とすると実に予算の20%近くが天引きされるので
「ハイ、わかりました。」
と、簡単にOKできないことは容易に想像できます。

そして、
設計監理費の10%をなくせば、家づくりが可能になる
と考えるのもごく自然の流れかも知れません。



■ HPでは「工事費2,000〜3,000万のとき、

設計監理費はその10%」というのが多いようです。

それ以下の工事費のときは料率が上がり、それ以上のときは料率が下がります、

とも書いています。


なぜ工事額によって料率が変化するのか、というと、

工事費が上がると比例算出額ほど設計経費がかからないからです。

逆のときは比例算出額より設計経費がかかるからです。


設計図は建築図、構造図、電気図、設備図に分かれます。

設計事務所は建築図だけ、または構造図まで作成し、他は協力事務所に外注します。

ですから、
設計監理費からそれらの外注費を差し引いた残りが収入です。

設計施工のとき、建築図は自社で書き、構造、電気、設備図は下請けに書かせるので
それぞれの設計費はかかっているが、建主さんは気がつかないだけで、負担している
のにかわりありません。



■ 第二に
陰口を言われている影響もあります。

「設計監理費は10%くらいかかりますが、
ウチにやらせていただければ設計費はサービスです。
ソノ分モッタイナイし、ムダと思いませんか。新車が一台買えますよ。」


「自分の「作品づくり」にセイを出してばかりいて、
建主さんの要望を無視して勝手に設計されますよ。」


これは90%根拠のないデマです。

残りですか?・・・・残念ながら事実です。

どの職業にも自分の仕事に関して心得違いしている人はホンの少しいますが、

設計事務所もその例外ではありません。

そういう人は自分の信念をもってそうしているし、

また直そうという気もないので直りません。


90%の設計事務所は建主さんの要望に沿った設計監理業務を誠心誠意
行っていますので、このことで敬遠されないようお願いいたします。

設計監理費が
10%であつても、予算内で良い家ができれば良いという建主さんが
設計監理委託します。


設計監理費を10%で契約して進めたがゆえに、

家ができなかったという話を聞いたことがありますか。

私はそういう話を聞いたことがありません。

予算オーバーしたときは、ナントカカントカしてまとめていきます。

そうしないと、設計費をいただけませんから・・・。