設計監理委託のいろいろ

「設計監理委託でないと、良い家はできないし、責任を持てない。」
というのが設計事務所の一般的な考え方ですが、
フルコースの設計監理委託以外に方法はないでしょうか。


監理だけの委託があります。

これは「設計施工の契約をしたものの、心配なので監理だけ委託したい。」
というものです。

このときは、契約する前にそのことを工務店に通告しておく必要があります。

契約後にこの話をすると工務店から拒否されるし、
そうなったときに気まずい空気が流れます。

 
「設計事務所が監理するのだったら、契約しなかった。・・・だったら、
この金額では契約しなかった。
・・・ということは、ウチを信頼できない、ということですね。」

「布川さん、契約したXX建設に監理の話をしたら、
「ウチを信頼できないんですか ! 」
と言われちゃったよ。
監理委 託の話は、なかったことにしてください。」

この病院建設では融資を含め、全て建設会社に世話になっていたので、
無理からぬ話です。



■ 契約後なので建主さんの立場が弱いため、
監理の申し入れを取り下げざるを得ません。

設計事務所が監理するなら契約しなかったり、工事費が上がったり、
あなたが信頼してないことになるのでしょうか。

監理する、しないに関わらず、契約通りの工事をすれば良いと思いますが
実際にはそうならないようです。


信頼するから、その工務店と契約します。

しかし、家を建てるのは一生に一度の大事業なので、
念には念を入れて万全の体制で進めたいのです。

信頼しているならノーチェックであるべきというのは間違いで、
信頼することとチェックすることとは別のことです。


成果品について社内のときはその上司の、
社外のときはその発注者のチェックがあり、
その内容を熟知しているプロがチェックします。

あなたは監理のプロでないので自分の代理として監理委託するのだから、
契約後でも工務店はO.K.すべきでしょう。

監理だけの委託以外に基本設計まで、実施設計までなどがあります。

このように、「フルコースの設計・監理を委託する。しない。」の二者択一でない
「この部分だけ委託する。」ことができます。