設計より見積りが先

(1) 設計する。

(2) 見積りする。

(1)の良い家を設計することが先のように見えますが、良い家を設計しても契約できなければ無駄になるし、設計料の支払いでトラブルになります。

トラブルになるのは、あなたは無駄になった設計料を払いたくないし、設計者は設計料を請求したいからです。

あなたが設計を指示したら設計料の支払いが発生しますが、そうでもあるような、そうでもないような、あいまいな家づくりを進めるとそうなります。





設計前に見積りできれば良いのですが、設計後でないと見積りできません。

そして設計後の見積りで運良く[見積額≦予算額]になったときだけ、設計料が無駄にならないこと知っていましたか。

設計後の見積りで見積額≦予算額になるよう見通しながら、設計を進めるという綱渡りをしながら家づくりをするのです。


設計の途中では見積りできないので、一度設計を完了させます。

その後の見積りで見積額≦予算額なら設計完了ですが、見積額>予算額なら設計のやり直しになり、繰り返すたびに設計料のリスクが高くなります。

設計後の見積りが予算オーバーで契約できなかったら設計料の支払いをどうするかを、ハウスメーカー(工務店)とはっきり取り決めしてから、設計をスタートさせることが大切です。

ハウスメーカーはあなたから予約金などの名目で数十万円受取ってから設計を始め、契約できなかったら設計料として没収しますが、その説明もないことが多いので、はっきり確認してから家づくりを始めましょう



(2)で予算内の契約見通しがつけば、その後の(1)の設計も安心・安全に進めることができます。

家づくりで安く契約できる方法があります。

1社見積りは高いが、数社で競争見積りすれば安く契約できるので、(2)で競争見積りできる方法で、(1)の設計を進めることがポイントです。

ハウスメーカー(工務店)やネットのセミプロたちは「
あらかじめ調査して信頼できる1社のハウスメーカーや工務店に決めてから相談するのが家づくりの良い進め方です。」と言っています。

「あらかじめ調査して信頼できる1社」をどうして決めますか。





家づくりを進めていくうちに信頼できるようになるし、安い見積りを見れば信頼できる1社がわかるのであり、数回の面接や外から調査するだけでわかるはずがありません。


運良く信頼できる1社が見つかれば良いプランができますが、
1社見積りなので高い見積りがあなたを待っています。

高い見積りが出せる1社見積りにあなたを引込むために、このように言っていることに気がつきましたか。



(2)は信頼できる1社に決めることではなく、
数社を選び、並行して(1)の設計を進めることであり、その後数社から設計図と見積書を受取り、最も良い家で安い見積りの会社と契約すれば良いのです。


このように、信頼する1社を決めてから設計するのではなく、数社の設計と見積りの中から
良い設計と安い見積りを同時に決めることです。



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