手抜き工事と知らず工事 通りがかりに見た工事現場です。 適切でない工事を見たとき、これを手抜き工事というよりは、むしろ知らず工事と言った方が適切と思います。 と言うのは、職人さんたちは熱心に仕事しているからです。 手抜き工事は契約より安い工事をすることですが、まじめに工事しているので手抜き工事ではなさそうです。 しかし、適正な工事になっていません。 工事上の技術を知らないで工事をしているのです。 見た目でこんなことなら素人の自分でもできると思い、見よう見まねで工事するのに似ています。 職人さんはプロだから全てを知って工事している、と思うでしょう。 知っていて不正工事をしたのだから手抜き工事と思うでしょう。 しかし、知らないで熱心にやっているときもあります。 工事は一つ一つに技術的な根拠があります。 それを知らずに工事するのと、知って工事をするのは大きな差があります。 熱心だが適正でない工事のとき、手抜き工事と呼ぶのは酷なので知らず工事と言いましょう。 建主さんらしき人が夕方、現場に坐ってじつと見ている姿を何度となく通りがかりに見かけました。 目の前で知らず工事が行われていることに気づかず、見ていて気の毒でしたが、どうしょうもありません。 無関係な立場なので、口を出すわけにはいきません。 トップページへ |
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