多い方が良い、設計の打合せ回数
家を設計するとき、どのような進め方をすれば良いと思いますか?
打合せを繰り返し、設計を積み重ね、育てていくことです。
T:建主さん(あなた)
S:専業設計事務所
K:工務店さん
H:ハウスメーカーさん
(上の凡例を以下の記事中、敬称を略して使用)
家を設計するとき、どのような進め方をすれば良いと思いますか?
打合せを繰り返し、設計を積み重ね、育てていくことです。
それは、どんなに良い素質をもって生まれてきた赤ちゃんでも、育て方を間違える
と立派な大人になれないのと似ています。
あなたが複数案(仮に3案)提案してもらいたいとき、その方法は3通りあります。
(1) Sの設計監理のとき
・3社による3提案(設計コンペ)
・1社による3提案
(2) K・Hの設計施工のとき
・3社による3提案
(1)の3社による3提案のとき、
あなたがSを決めるための方法で、3提案される第1案の中から最も良いと思う1プ
ランを選び、そのSに設計監理委託します。
その後、Sと繰り返し育てていくと良い家になります。
(1)の1社による3提案のとき、
あなたが1社のSを決めてからスタートする方法で、3案提案されるプランの中から
最も良いと思う1プランを選び、そのプランを繰り返し育てていくと良い家になり
ます。
(2)の3社による3提案のとき、
あなたがK・Hを決めるための方法ですが、設計するだけのSと異なり、基本設計後
の見積額で合意するまでK・Hを決めることができないため、3社の3提案を並行し
て設計を進めねばなりません。
最終的に基本設計と見積額とで比較検討し、その中の1社と工事契約します。
その後、実施設計してから着工します。
K・Hのとき、このようにするのが一般的です。
■いずれも、設計者(または営業マン)から第1案のプランを提出・説明され、あなた
の考えを述べ、打合せします。
数日後、設計者から第2案のプランを提出・説明され、自分の考えを述べ、打合せし
ます。
その後、気に入ったブランになるまでこれを繰り返し、
「これなら是非建ててみたい!」
と思ったときに設計が完了します。
K・Hは各社が基本設計までして、見積し、契約した1社のK・Hだけ、その後に実施
設計します。
Sは、実施設計まで通して行います。
■では、その繰り返す回数が多い方が良いと思いますか?
「下手な考え休むに似たり」という格言もあるが、一般的には回数が多い方が良い
家になりますね !
良い家にしたいからと何年も打合せできますが、家を建てると決めたら、あなたは
1日でも早くその家に住みたいでしょうし、良い家が設計できたと思えたら、それ
以上設計しても意味がありません。
一般的には、入居する時期を決め、工期を予想し、設計期間を決めます。
その決まった設計期間中になるべく多くのプランを見て、なるべく多く打合せした
方が良い家になります。
次のプランを設計するには設計者が考える時間、書く時間が必要で、3日から1週間
隔の打合せになるので、なるべく多くのプランを検討すると言っても、おのずとそ
の回数は限定されます。
仮に設計期間を3ヶ月とし、1ヶ月6回とすると、打合せ回数は18回です。
・Sのとき、5日に一度、18回積み上げた打合せができます。
・3社のK・Hのとき、1社について(18回/3社=)6回、5社なら(18回/5社=)4回
だけ積み上げた打合せするだけです。
しかも、各社違うプランなので、あなたはそれぞれのプランを検討しなければなりません。
私が1人で同時に3軒の家を設計するのと同じです。
それって、疲れませんか?
それなら、1社のKかHと打合せしていきますか?
1社と熱心に打合せすると、K・Hは契約できると確信するから見積額が高く出てき
ます。
設計後の見積額が予算よりオーバーしたら契約できません。
そうなると、今までの設計がパーになり、他のK・Hと最初からやり直しです。