最初に          前に            3/3

15. 追加工事が発生する理由

契約前と、後のハウスメーカーの応対が変わります。

契約前は数千万円の買い物をする大切なお客様ですが、契約後過去の人になるからです。

大切なお客様から過去の人になって注意するのは、追加工事の請求です。

契約後の詳細設計と、工事中に
追加攻勢してくるので、契約前に安全策を立てておきます。



16. 1回目の追加発生システム

家づくりで追加が必然的に発生するメカニズを知っておきましょう。

基本設計 →
概算見積り → 契約 → 詳細設計 →
→ 詳細見積り →
最終契約 → 着工

概算見積りで契約するので、詳細設計で1回目の追加が発生します。

この仕組を知っていても、追加ゼロで通過できません。


たとえば、地盤調査が義務化されましたが、
契約後に地盤調査することがあります。

基準の地耐力がある敷地は少なく、弱ければ地盤改良や杭打ちが必要です。

契約後なので追加になり、金額も高くなります。

契約直後に「地盤改良が必要になったので、100万円の追加になります。」と言われたらビックリするでしょう。



17. 2回目の追加発生システム

2回目の追加工事中の変更で発生する追加です。

家づくりは数ヶ月間の工事がありますが、さらに良い家になるよういろいろ考えるでしょう。

変更したくなりますが、変更は追加精算の対象です

契約前にはいろいろなサービスがありますが、契約後はありません。

着工後の変更で「サービスしてくれるかも・・・」などと決して思わないことですね。

それらは
引き渡し時の追加請求書に入ってきます。

減額変更と思っても、追加変更になることも知っておきましょう。



18. 追加は工事後に知らされる!!

工事後にまとめて追加請求してきます。

「これは残金の請求書で、これは
追加の請求書です。」

「エ! ナニ コレ? サービスじゃなかったの?」

あなたはまったく心当たりがなく、何のことか理解できないでしょう。

「途中で言ってくれれば、そうしなかったのに・・・」と思いますが、そうしてくれません。

用心されると困るので工事中に追加話はしないのです。

元に戻すことができないところが怖いですね。

追加が
新車1台分になるのは常識です。

いつも
追加の危険がいっぱいと思っていれば安全です。


追加請求のための見積りを工事中に準備しているので、承諾しなければすぐ
追加工事費の請求訴訟をされます。

契約金中間金残金追加を払い、建物引渡書を受取り、保存・所有権登記するまでハウスメーカー所有なので、家に住むことはできません。

契約後は工事完了、引き渡しを受けて居住することを優先しましょう。



19. 見積書に無ければ追加工事!!

設計図見積りし、契約して、工事します

打合せは営業マンと、設計は設計者が、工事は職人さんが、その人達を繋ぐのは
設計図と見積書です。

打合しても設計図に書いてなければ、造りません。

設計図に書いてあれば、契約に入っていると思うでしょうが、見積書に書いてなければ
追加工事になります。

見積り落しというミスですが、裁判ではこの追加を認めています。

設計図と見積書の両方に書いてなければ契約に入っていないので、追加になるということです。

見積り落しを多くし、安い金額で契約し、その後にあれもこれも追加にして、高い工事費にするのは昔からある
営業戦略です。

契約できても、なかなか気を抜けませんね。



20. 値引きしただけ安い家になる

家づくり奮闘記サイトに「私はこうして工事費を安くさせた!」という武勇伝がありますが、本当でしょうか。

値切って安く契約したと思っても、カラクリがあるので実際はそうなりません。

基本設計図で契約し、その後の詳細設計で値切られた分だけ安い家に設計するので、ソンすることはしません。

システム的に防げないので、
値切った額だけ安い家になったと思えば間違いないでしょう。



21. 家づくりの重要項目

家づくりの重要項目は次の通りです。

■家は地震、台風、火災の
天災、人災と四季の天候から家族を守るもの。

■一日の大半を過ごす場で、日常の
健康と快適性のある居住環境が必要。

■完成した家は
50年以上の耐久性が必要。

一生でたった一度の初体験で、最終体験の買い物。

数千万円の一生で最も高い買物で数十年かけた返済。

■契約後に
買主の優位性を失う、数カ月かかる買い物。

■家は現場ごとに異なる
不安定な手作り品

■自分でつくれないので、
全てを他人に委ねる

■建築業界の常識と工事に関する
知識がない

■自分に全ての決定権があり、
結果は全て自分の責任

どの項目も難問ですが、全ての要件を満たす家づくりをしなければなりません。



22.「家づくりなう」の家づくり

(1)良い家を設計したい。

(2)ネット仲介料を払いたくない。

(3)設計監理料を払いたくない。

(4)ハウスメーカーで競争見積りして安く契約したい。

(5)追加工事費を払いたくない。

「家づくりなう」の家づくりはこれらを実現します。


次の進め方で安心・安全に良い家を安く契約します。

(1)
設計与条件の設定

(2)
数社のハウスメーカーに図面と見積りを依頼

(3)最適な図面と見積りのハウスメーカーを選定。

(4)
工事契約


私と
打合せしながら、あなたがハウスメーカーに応対する家づくりです。

メール、電話で打合せするので全国どこでも対応できます。

プロに相談しながら進めると安心・安全に家づくりができます。

詳しく知りたい方メールでご連絡ください



(有)布川建築設計事務所
  弘前市若党町95-3
  0172-33-8801

  
メール



最初に          前に           3/3