家づくり仲介業

ネット上の家づくり仲介業が盛んですね !


T:建主さん(あなた)
S:専業設計事務所・・・設計・監理(施工はK)
K:工務店さん・・・設計・施工
H:ハウスメーカーさん・・・設計・施工
C:家づくり仲介業さん・・・T、S、K・Hの仲介
(上の凡例を以下の記事中、敬称を略して使用)


■ネット上の家づくり仲介業が盛んですね !

数年前から始まった、あなたと、S、K・Hとの間を仲介して報酬を得る職業ですが、
ここに仲介料を払って信頼できる優良S、K・Hを仲介してもらえば、
あとはルンルン気分でバラ色の家づくりができると思いますか?

今まで、全てのTが願っていた家づくりがそのように安心、安全にできるので
あれば、正に
家づくりの王道が確立されたことであり、本当に良いことです。

でも、そうでないかも知れませんよ!


仲介料をあなたからいただくか、誰からいただくかについては
いろいろなやり方があり、まだ定型はないようですが、
いずれにしてもS、K、Hとも負担することはないから、
最終的にはあなたからいただくことに変わりありません。

工事費に設計監理費10%がプラスになると言うウワサだけで
Tの拒否反応があるのに、さらにプラスされる仲介料に拒否反応が
無いとすれば、私には不思議に思えてなりません。

設計施工は危険だから、設計監理の方が良い。

さらに、設計監理は危険だから、仲介業の方が良い。

と言うことでしょうか?



■仲介料は5%が多いようです。

・設計施工なら、工事費に仲介料5%がプラス

・設計監理なら、工事費に設計監理費10%と仲介料5%とで15%プラス

家づくり仲介業の
お勧めは「設計監理費+仲介料=15%」ではなく、
「設計施工+仲介料=5%」
でしょう。

なぜなら、設計監理費10%−仲介料5% = 5%のオツリが来るからです。

このオツリコースなら、あなたも願ったり、かなったりですね。

初めから設計監理を望む少数のTは工事費+15%くらいのお金は気にしないから、
Sを紹介するが、一般のTにはTも望むオツリコースを勧めているのでしょう。

しかし、それがあなたにとって本当に良い方法でしょうか?


私は家づくり仲介業が設計監理をTに勧めるものと勝手に思い込んでいました。

と、言うのは、実は数年前から私も、ある家づくり仲介業の協力事務所に
なっています。

わざわざ、弘前まで来てくれて話をしたので、ずいぶん熱心だなぁーと
感心した経緯があり、現在まで一件の話もないが、協力事務所です。

そのときの話は設計監理を原則にすると聞いたような気がしますが、
私の勘違いだったかも知れません。

そのときも、

「設計監理費10%も無理っぽいのに、さらに+5%して依頼するTがいる
のかしら?」と思いましたが、その後接触もなく、そのままですが・・・。


■家づくり仲介業はHの営業マンから起業した人が多いです。

確かに、うってつけの業種からのトラバーユですね。

彼らは技術者ではないが、家づくりのある意味のエキスパートです。

H在職中に訓練され、あなたの心理をよく把握し、
あなたを魅惑するテクニックをもっていて、しかも営業力は抜群です。

Hの経験をもとに起業し、Hの下請けだったKを自分の影響下に入れたシステムで、
ファイナンシャルプランナー、住宅検査会社などと業務提携しています。


あなたが家づくり仲介業に相談(=Hの営業マンに相談)してから、

K・Hの設計者が設計し、
K・Hと工事契約して、
K・H(の下請K)が工事する、

システムです。

これって、何かに似てませんか?

そうです!

「Hの設計施工」と同じです。

このように、家づくり仲介業があなたにSを推薦せず、
K・Hを推薦したときは
「一般的な設計施工による家づくり」と同じです。



■安心・安全なK・Hを自分で探すのが難しいTは、
5%払って仲介業に紹介してもらうのは有効な手段かも知れません。

しかし、それであなたが安全な家づくりを
保証してくれると思うなら、
それは甘い考え
です。


「信頼できる優良Kを3社紹介します。」

遠隔地で知らないときは、その近くのKを調査して紹介するそうです。
(それで、信頼できる優良Kを判別できるとは思えませんが・・・。)

【信頼できる工務店を見分ける方法は無い】

推薦された「優良Kの設計施工」は、

・あなたが満足する家を設計できる、
・あなたの予算内で契約してくれる、
・監理なしでも、適切な工事をしてくれる、
・心当たりのない追加工事費がない、
・良心的なメンテナンスをしてくれる、
・その他、あなたが安心・安全に家づくりができる、

ことを最初から確約してくれますか?

【 優良工務店とは? 】


そうならかったとき、家づくり仲介業が5%で、

・代わりに良い設計をしてくれますか?
・予算オーバーしたら、あなたの有利になるよう解決してくれますか?
・工事監理してくれますか?
・追加工事費をあなたの有利になるよう解決してくれますか?
 (以上は
設計監理業務ですが・・・、)

あなたは、これらの全てをしてくれると思いますか?

職業が違うし、業務も違うし、お金も別なので、仲介者(アドバイザー)として
道義的な責は負うが、仲裁(裁判における示談)までのことでしょう。


仲介料は、工事費が2000万とすれば100万(設計監理費の半額)ですが、
けっこうな額の安心料ですね。

この安心料を払えば、あなたは相談相手がいるという精神的な「安心」を
得ることができますが、家づくりの実質的な
安全を保証するものではない
ことがお分かりでしょう。

勘違いして、そうなってから

「こんなはずじゃなかった。」

と、思っても
そのときはもう手遅れで、そうならないために、書いています。


家づくりのとき、必ず何らかのリスク(危険)があります。

ここぞ! というときは、他人に頼らず、自分でがんばりましょう。

仲介料を払う代わりに、あなたが信頼できる地元のK・Hを3社探せば良いのでは
ないですか?



■もう一度、計算してみましょう。

・家づくり仲介料が5%
・Kの設計費が3%〜5%

とすると、

・「家づくり仲介業+Kの設計施工コース」は、8%〜10%
・「Sの設計監理コース」は、10%

なので、ほぼ同じということを知っていましたか?

なお、
設計監理コースはオールフリー設計、競争見積り、工事監理付きです。

【工事監理とは?】


Sは「建築士法」
K・Hは「建設業法」
不動産業は「宅建業法」

の、法的な資格を有する人が業務していますが、
家づくり仲介業は法的規制がないので業務内容、業務責任も各社バラバラな、
資格も不要な誰でもできる業種です。

法的規制も法的罰則もないので、あなたが委託するときは、
ひたすらCの誠意を信頼する以外頼れるものはありません。

仲介料100万も払うので委託契約書(?)か、仲介契約書(?)と、
契約約款があるでしょうから、それらをよく読み、業務内容・責任範囲を
確認(まだ定型がなく、各社異なる)してから契約しましょう。



■ところで、

Sは、家の設計監理しかできないと思っていますか?

Sは、あなたからの家づくりのあらゆる相談に対応できます。

Sが日常、家づくりに関するファイナンシャルプランナー、公認会計(税理)士、
不動産鑑定士、測量士、司法書士、不動産業などと業務協力しているのを
知っていますか?

このように
Sは設計監理と共に、あなたの家づくりに関するあらゆるご相談に
対応できる体制になっている
ので、Cに仲介委託するまでもなく、
安心してご相談ください。

CがSを仲介するときは
設計監理ですが、K・Hを仲介するときは設計施工になる
ことを知った上で依頼すると良いでしょう。

何か、困ったことがあれば、ご連絡ください!



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