将来に大きな影響がある配置計画 敷地のどのへんに家を建てるかという計画で、駐車、庭、採光、隣家や将来の増築を含めて総合的に考えて配置計画をしないと、将来困ります。 敷地が広いとき、将来敷地内に別棟の次世代住宅を建てられるように配置しておくと良いです。 建てられる敷地があれば、次世代が家を建てる時期は早いものです。 敷地に1棟の二世代住宅も良いですが、別棟の次世代住宅の方が良い家族関係を保てることがあります。 家の耐久性は2世代60年くらいですが、配置が悪いと今建てる家を解体してニ世代住宅を建てねばなりません。 一棟分の敷地のとき、道路がどこでも家は南、東を空けて西、北に寄せて配置します。 こうしないと、隣家や日照で計画に無理が生じます。 西、北に寄せた外壁の中心から隣地境界との最小距離は、民法の50cmでは足りません。 屋根の先端が敷地境界を越えることがあるし、基礎の外側に水道管、排水管、ガス管などの埋設スペースが必要です。 家の周囲はメンテナンス上、敷地内で歩けるようにした方が良いので、90センチ(有効80センチ)は必要です。 もう少し取っておくと、外壁沿いにモノが置けます。 南・東側に広い空地が取れるとき、北・西側の空地も広めに取ります。 そうすると、隣家との関係も良くなります。 不整形の敷地で家の向きを決めるとき、使用効率が落ちても周囲の向きと同じにします。 そうしないと、皆が右向けしているとき、一人だけ左を向いているような感じになります。 常識的でない配置にするときは、失敗しないよう十分検討した上で決めましょう。 トップページへ |
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