工事監理の話はタブーです

設計施工で、K・Hは設計→見積り→工事契約→工事→引渡しします。

設計監理で、Sは設計→監理し、 Kは見積り→工事契約→引渡しします。


T:建主さん(あなた)
S:専業設計事務所・・・設計・監理(施工はK)
K:工務店さん・・・設計・施工
H:ハウスメーカーさん・・・設計・施工
(上の凡例を以下の記事中、敬称を略して使用)


設計の話は多いが、監理の話はほとんど聞かないですね。

それは、K・Hに管理はあるが、
監理がないからです。

家づくりの情報は広告・宣伝するK・Hからの情報だけなので、今まであなたに届
かなかったのでしょう。

それゆえ、
監理の間違った情報が定着しています。

・管理は、契約通りに施工するようK・H自身が現場管理すること。
・監理は、契約通りの施工になるよう
Sが監理すること(K・Hが現場管理する)。


そもそも、なぜ
検査があるのか?

都道府県、市町村が国費をしっかり管理してるなら会計検査は不要です。

決算報告をしっかり管理してるなら監査は不要です。

しかし、法律では検査(監査)することになっています。

しかも、
管理する人と検査する人は別人です。


設計施工では、K・Hが管理するが、
別人の監理(検査)がありません。

めったにないシステムですが、知っていましたか?

K・Hは「現場を管理し、監理もしている」と言います。

確かに基準法は同一人で良いことになっています。

しかし、建築士法では別人の表現をしています。

いずれにしても、Sがいないとき、あなたが監理者なのでがんばってください!



■Sは設計が重要だが、実はK・Hは設計にあまり
興味がないのです。

K・Hは
工事契約を取るために設計するので、Sの目的とは違います。

設計に時間をかけると工事が停滞するので、あなたの言う通りに設計して早めに終
わらせます。

それを望むTさんにはピッタシの家づくりです。



■「設計図があるから、良い家ができるぞ!」

それだけで良い家が建ちますか?

設計図通りに工事すれば、良い家が建ちますが、そうでないとそうなりません。

そうなるようにするのが監理です。


阪神大震災で倒壊した建物の原因は、旧構造基準の建物と
施工不良の建物でした。

その反省から木造住宅の構造検査が厳しくなりました。

以前、筋かいの向きが違っても必要数あれば良いし、検査もありませんでした。

今、構造の中間検査があり、筋かいの向きと金物、地震時の引抜力のためのホール

ダウン金物など、確認申請時の構造図と全て一致しないとO.Kにならず、工事を進

めることができません。



■監理の話そのものが
タブーみたいです。

以前、設計施工で病院を建てる院長さんからこんな話をお聞きしました。

「君に監理してもらうとKに話したら、反対されたので、そうできなくなった。」

次のように言われたそうです。

「そうおっしゃると言うことは、ウチを信頼できないということですか!」

Sの監理があると、いろいろ
やりにくいのでしょうね。



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