建築家の短所
あるカリスマ的サイトに建築家の短所について書いてありました。
カリスマ的サイトの記事は正しいと思いますよね。
でも、本当は間違いが多いのです!
もし私とそれらの記事が異なったら、どちらが正しいと思いますか?
<建築家の短所>
■先生という感じで敷居が高く、相談しにくい。
■契約しないと詳細な図面がでてこない。
■相性が合わなかったら、設計料が無駄になる。
■設計契約時にお願いした予算と詳細設計後の本見積りで金額が合わない場合がままある。
■施主の家というより、建築家自身の作品をつくられてしまう場合がある。
■工務店、ハウスメーカーと比べ、設計監理料分、費用が高くなる。
■打合せに時間がかかる。打合せ開始から着工まで、平均6ヶ月。時間に余裕のある人しかできない。
■「先生という感じで敷居が高く、相談しにくい。」
→ ひげをはやしたり、楽しいファッションで少し楽しんでいるだけなので大目に見てくれませんか。
そういう先生も含めて設計事務所としてまじめに仕事しています。
実際は敷居が低く人畜無害ですから、気軽にご相談ください。
設計者は真面目タイプが多く、いつもパソコンのモニターを見ながら設計しているので、営業マンのような愛嬌を求めるのは無理でしょう。
■「契約しないと詳細な図面がでてこない。」
→ 設計事務所が契約しないと詳細な図面を書かないのは当然です。
ハウスメーカー(工務店)も契約しないと詳細な図面は出しませんよ。
設計事務所も自社を知っていただくために、最初はタダでラフプランを提出します。
契約しないまま設計を進めるとすれば、それは設計側の好意であり、当然と思うとトラブルになります。
営業の範囲のラフプランはどこでもタダですが、ゆめゆめタダで詳細な設計をさせようと思わないことです。
契約しないと詳細な図面がでてこないことが、なぜ設計事務所の短所なのか理解できません。
■「合わなかったら、設計料が無駄になる。」
→ そーゆーことってあるでしょうか?
合わないことを知りながら設計完了すればそうなるでしょう。
しかし、あなたがその設計事務所を気に入って契約したのでしょうし、途中で気が合わないと分かれば中止すれば良いと思いませんか。
■「設計契約時にお願いした予算と詳細設計後の本見積りで金額が合わない場合がままある。」
→ 一時的には、ままあるかも知れませんが、ままあったことをそのまま放ったらかしにするわけもなく、調整して契約するので何の問題もないと思いますが?
むしろ、ハウスメーカー(工務店)の方がまま多くあるのでは・・・?
■「施主の家というより、建築家自身の作品をつくられてしまう場合がある。」
→ 施主の求める家と建築家自身の作品の家との両方の要素を取り入れた家を設計するのが一般的ですが、そうでないときがあると言うことですか?
私は自分の作品をつくろうとしたことがないのでよく分かりませんが、実際にそうすることが可能でしょうか?
あなたの承認のもとに設計を進めるので、そうできないし、そうならないと思います。
気に入らなければ、あなたは言うでしょうし、言うべきだし、言っていただけなければ、設計事務所は設計を進めることができません。
なぜ、こんな状況で設計を進めたのでしょうか?
なぜ、契約解除しなかったのでしょうか?
ハウスメーカー(工務店)も同じなのに、なぜ設計事務所の短所になるのでしょうか?
【建主さんはどちら向き派ですか?】
■「工務店、ハウスメーカーと比べ、設計監理料分、費用が高くなる。」
→ そういうウワサがありますが、本当のところは誰も知りません。
かつて同じ家を両方で同時並行して進めたことがないからです。
総工事費はどっちが安い?
■「打合せに時間がかかる。打合せ開始から着工まで、平均6ヶ月。時間に余裕のある人しかできない。」
→ 打合せに時間がかかるのではなく、時間をかけているのです。
着工までの期間はあなたが決めることで、2ヶ月のときもありましたよ。
【設計事務所の設計はそんなに長くかかるの?】
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